副業に関する基礎知識

副業とは?

総務省が実施している「就業構造基本調査」では副業を以下のように定義しています。

【主な仕事以外に就いている仕事をいう。】

つまり、本業以外の収入を得る仕事のことです。(本業は正社員で働いていることを対象とします)
 

兼業・Wワークとの違い

<兼業>
副業と同じ使われ方をしますが、兼業は業務に占める時間や労力の割合が本業と同等か、ある程度の割合を占めているときに使われることが多いです。
<Wワーク>
一般的には、正社員として働いていない状態で複数の仕事をしている場合に「Wワーク」という言葉が使われます。
非正規雇用の場合には、合計収入が103万円を超過した際に、課税対象となる可能性があります。
 

副業の種類

副業には様々な種類があります。ここでは代表的な副業を見ていきましょう。
(1)株・FX

(2)週末起業

(3)アフィリエイト

(4)クラウドソーシング

(5)日雇い労働

(6)飲食店・水商売

 

副業の注意点

副業を禁止している企業も多い為、事前に就業規則を確認して下さい。
副業を解禁する企業も日々増加している中、副業を行う場合についての社内ルールが厳然と存在する場合もございますので、必ず確認の上、そのルールに則り副業を行った方が良いでしょう。
しかし、厳密に言えば企業が全面的に副業を禁止することは法律上認められていません。
社員は雇用契約によって定められた時間に仕事をしなければなりませんが、それ以外の時間は自由に過ごしてかまわないのです。
ですので、企業は正社員が副業を行ったからといって一方的に解雇することは出来ません。

【注】基本的には上記に記載されている通りですが、副業禁止が有効となるケースがあります。
(1)本業に支障が出てしまう場合
(2)本業と副業が競業する場合
(3)副業が本業の会社の信用・信頼を失墜させてしまう場合

また税制面でも注意が必要で、副業で収入を得る場合、年間20万円を越えた際には、本業の収入とあわせ、規定の税率に基づいた所得税を納める必要があります。